2011-09-27

Thunderbird 6.0.2 で Quote Colors 0.3 を使う

Thunderbird 6.0.2 でアドオン Quote Colors 0.3 を使えるようにしてみた。

Thunderbirdでは、引用を見やすくしてくれるアドオン Quote Colors を使っていたのだが、 Thunderbird 5 以降になってから互換性がなくなっていた。

addons window

そろそろ更新入らんのかーとアドオンのページを見てみたら、更新はなかったもののコメント欄に「いじったらふつうに動くよー」と書いてあったのでやってみた。

ただし、もともと使えないものを無理やり使えるように修正しているので、どこか問題が起きるかもしれません。各自の責任のもと注意して行なってください。


まずアドオンのページからファイルをダウンロード。

quote colors addon page

ファイルの確認をしてみる。

file quote_colors-0.3-tb+sm.xpi quote_colors-0.3-tb+sm.xpi: Zip archive data, at least v2.0 to extract

xpiの実態はZipファイルらしく、解凍すると中身が出てくる。 quote_colors-0.3-tb+sm.xpi を適当なディレクトリに入れて、unzip。

unzip quote_colors-0.3-tb+sm.xpi Archive: quote_colors-0.3-tb+sm.xpi inflating: chrome.manifest inflating: chrome/quotecolors.jar inflating: defaults/preferences/quotecolors.js inflating: install.rdf inflating: license.txt

出てきた install.rdf の16行目にThunderbirdの maxVersion ってのがあるので、 6.0.x で使えるようにテキストエディタで編集。

<!-- Thunderbird --> <Description> <em:id>{3550f703-e582-4d05-9a08-453d09bdfdc6}</em:id> <em:minVersion>2.0</em:minVersion> <em:maxVersion>6.0.*</em:maxVersion> </Description>

これを編集するだけで良い。出来たら圧縮する。

zip -r -D new_quote_colors-0.3-tb+sm.xpi * -x quote_colors-0.3-tb+sm.xpi

いちおう unizip -t で元のファイルと作ったファイルの中身を比較、 ls -l でファイルサイズがだいたいおんなじ感じか確認しておいた。良ければ作ったファイルをThunderbirdにインストール。

addons menu: install from file

再起動が要求されるので再起動する。

thunderbird restart message

これで有効になったはず。設定とかして引用部分を見て正常に動いているか確認しよう。

addons window

画像はUbuntuだが、Fedoraでも当然ながら出来た。Windowsな人も、圧縮解凍するときに拡張子を変更すれば同様にできると思う。